気になる首都圏の放射能汚染深刻の度合いは?

by Digitized Information on 2011年3月16日水曜日


大気中からは原発で生まれる放射性物質であるヨウ素、セシウムを検出。気象庁は、「(15日は)関東を含む内陸に向かって風が吹いていた」と説明しているため、福島原発から出た放射性物質が風に乗り、250キロ離れた東京まで飛散したとみられる。
私が勤務している代々木八幡は新宿に近いが、東京・新宿区で0・809マイクロシーベルト(最大値)を観測、過去の最大平常値0・069マイクロシーベルトと比べると、実に10倍以上、まさに異常な数値だ。

このほか、300キロ離れた神奈川0・182マイクロシーベルト、埼玉1・222マイクロシーベルト、飛散範囲は想像以上に広域にわたった。

16日になって、4号機で炎が上がり、今、現在5~6号機も連鎖反応の危機に陥っている。1~3号機同様の現象に見舞われた場合、数値は跳ね上がる可能性が高いため、各自治体が更新する放射線測定状況をまめにチェックする必要がある。

そんな中16日、世界で第2位の原発を持っているフランス本国は在日フランス大使館の職員や関係者約2000人相当を東京から関西へ退避させた。ドイツのメルケル首相は日本政府は原発放射能漏洩事故を過小評価していると不満を述べ、ドイツの専門チームの派遣を中止したという。
又日本政府は公表していないが、米海軍横須賀基地と空軍横田基地から消防ポンプ車が福島第1原発へ出向し、彼らの活躍で、4号機の最初の火災は鎮火した。このチームはキャンプ座間の米陸軍第1軍団前方司令部の指揮下にあるらしい。この司令部は『リトル・ペンタゴン』と呼ばれ、北朝鮮のミサイルをはじめ、緊急危険災害などのあらゆる事態に対応できるらしい。米軍は放射能などの核災害のベテラン部隊もいるという。陰で米国の兵士が安全・安心を命がけで危険を顧みず日本国民を守っていることに、心から感謝したい。

さて驚くべき内部告発的な記述を見つけた。この人は故・平井憲夫氏という人で原発で20年勤務された方だが、結局被爆されそれが元で癌になり、真実の記録を「遺言書」の代わりとして、日本人に警鐘を託して1997年他界されたが、最後のほうに今回の事故を予言されているような記述もあり、ゾッとする。
是非一読して欲しい。

「原発がどんなものか知って欲しい>>平井憲夫氏」のサイト
関連サイト
■ZAKZAK「5,6号機も‥‥原発“連鎖危機”」

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