サルコジ大統領31日緊急来日、原発事故対応に不快感、専門家を同行派遣

by Digitized Information on 2011年3月30日水曜日




松本剛明外相は29日の記者会見で、世界第二位の原発保有国であるフランスのサルコジ大統領が日本の深刻な原発事故対応に不満を表明し31日に来日すると発表した。滞在中、菅直人首相と会談するという。日本の手ぬるい対応にフランスの高濃度放射能を除去する専門家を2〜5人を派遣同行させるという。今回の地震発生後の原発事故で海外の首脳が来日するのは初めて。
今回の事故を受けて、日本への支援の用意を早くから表明し、これまでに放射線を測定する専門の車両や防護服などを日本に送っている。支援していただける先進諸国に対して、枝野や管総理はテレビなどで何一つ支援に対するや謝礼感謝の気持ちを公に発表しない。もう礼儀知らずの極みだ。
それは結局、能力がないことを自ら否定出来ない東電の糞プライドと国家権力のプライドが許さないのだ。言い方を変えると無知無能を日本政府と東電が世界に露呈した事になる。
業を煮やしたフランス、米国、その他の国がこのままでは、日本の危機を救う時間の余裕がないということだ。我慢のタイムリミットが来たということだ。
私の穿った見方をすると同じフランス出身の日産ゴードン社長は昨日いわき工場の陣中見舞に訪れたが、明日来日したらきっと会うだろう。それらを含んで見ても、政治的パフォーマンスだけの行動にならないよう両国に期待したいが‥‥

フランスが派遣するのは、世界最大規模の原子力複合企業「アレバ」の、高濃度の放射性物質を含む水の処理を専門とする技術者5人で、このうち2人はすでに東京に到着し、東京電力側と協議を始めているということらしい。「アレバ」のロベルジョン社長みずからも、来日する予定ということだ。東電と日本政府(管総理=民主党)の民度の低い意地で他国も受け入れない、恐ろしい自制の効かない集団になっている点では、原発のメルトダウンと同じ現象だ。

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