現場に踏みとどまる原発作業員に「死の恐怖」その2

by Digitized Information on 2011年3月24日木曜日

フランス・パリ大学のボール・ジョバン准教授がルモンド紙で指摘したことが、ついに現実になった。
NHKのニュース、3月24日15時37分に「作業員被ばく2人が病院搬送」の報道が流れた。
案の定である。交代要員を増員してやらないと被ばく線量が限界値に近づき、疲労も極限だから疲れっきっている筈だ。東電の会見では協力会社の作業員と言っているが、想像・推測するに多分東電の正社員はそんな危険な所は行かせない。下請け業者にやらせるに決まっている。短期外部委託業者だと思う。だから放射能管理者が居なかったのではとも思う。一緒に居ればサーベイーメーターがアラーム音がなる筈だ。気の毒だとしか言いようがない下請業者は結局「人身御供」にされた。毎日放水の嵐なのだから、靴の中に入る可能性は十分素人でも想像つくのに東電の管理員の指導が故意にしなかったのでは、それは‥‥だからとしておこう。今は日本中から注目されているからであって、この事故も今までの東電の体質からして、以前なら得意の隠蔽をした筈だ。被ばくされた彼等にも大事な家族がある。可哀想だ。一刻も早く治療して完治を祈る。

※被ばくされた放射能線の種類はベータ熱傷の被ばくと呼ばれるもの。これは放射線熱傷と呼ばれる放射線皮膚障害の一種で、ベータ線を浴びることで皮膚および皮膚内の細胞組織が破壊され、熱傷(ヤケド)に似た症状を発するもの。
放射線熱傷の症状は熱傷に似るが、外部被ばくと内部被ばくの両方を引き起こす性質があり、一般的な熱傷に比べて、血管をはじめとする皮膚組織の深部までダメージが及びやすい。
■「人身御供」の意味を参照

下記サイトに詳しく記載されている。
NHKニュース「作業員被ばく2人が病院搬送される」

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