なんとチップサイズ20.5センチ角の超感度COMSセンサー

by Digitized Information on 2010年9月1日水曜日




キヤノンが2010年8月31日、世界最大となる新しい超高感度CMOSセンサの開発成功を発表した。上の写真がそれである。そのチップサイズはなんと205×205mm。同社の35mm用カメラ搭載のフルサイズのCMOSセンサ(右)と比べるとサイズ比の面積は約40倍になり、一目瞭然のでかさで驚かされる。大型化により、集められる光量を増やすことができるため、光の少ない暗い環境でも撮影が可能になり0.3ルクスで約60コマ/秒の動画撮影が行えるそうだ。
センサを大型化するほど信号が遅延するが、送受信の信号回路設計を根本から見直して高速化を開発し、徹底的な製造のクリーン化を実現したという。因みに35ミリサイズセンサーが必要な光量の約100分の1での撮影が可能なので月夜の半分程度の明るさで撮影できるという。星空や夜間の動物撮影などへの利用が期待されているようだが当面業務用でしょう。価格は相当なものだろうね。
http://web.canon.jp/pressrelease/2010/p2010aug31j.html

キャノンが1億2千万の超画素CMOSセンサーを開発

by Digitized Information



今日から9月。さてキャノンは2010年8月24日時点で世界最高画素のCMOSセンサーを開発した。現在キヤノンが製品化しているセンサーのうち最高画素数を搭載しているデジタル一眼レフカメラは「EOS-1Ds Mark III」と「EOS 5D Mark II」に搭載している35mmフルサイズ、約2,110万画素のCMOSセンサーであるが、なんとそれの5.7倍にあたる1億2,000万画素の開発に成功したとのこと。撮像画面サイズは約29.2×20.2mmと最大である。アスペクト比が16:9に近いAPS-Hタイプになる。キヤノンが製品化しているAPS-Hサイズで最高の約1610万画素CMOSセンサと比べ、約7.5倍の約1億2000万画素。解像度は2.4倍に向上しているという。勿論フルHD(1,920×1,080)の動画機能も備えている。
CMOSとは相補性金属参加膜半導体のことで、私達が普段使っているデジカメの網膜にあたり画質の性能を左右する部品である。因みに普及品のコンパクトのデジカメのCMOSのサイズは1/2.3型が一般的で6.2×4.6mmで約1,000万画素である。だから面積比だと約20倍も大きい。私も感度を上げてもっと大きくなりたい。
http://canon.jp/