「放射能を食べる細菌」を国立環境研究所が発見していた。

by Digitized Information on 2011年4月6日水曜日





ロドコッカス・エリスロポリスという聞きなれない細菌だが、日刊工業新聞(4/6)の報道によると、この細菌はセシウム137を約10分の1まで、減少させることを国立環境研究所の冨岡典子主任研究員らのグループが、過去の研究で実証確認しているという。

何故、過去にその研究をしていたかというと、チェルノブイリ事故では当時、今程、高性能に放射能(放射線)を調べるモニタリング(監視)装置が無かった。そこで冨岡研究員は土壌に広く生息する放線菌の一種ロドコッカス・エリスロポリスという細菌がセシウム137の放射物質を吸収することを発見したことで、当初はそれによる微生物センサーの位置付けで土壌における放射能の吸収のモニタリング用としてしての転用可否の研究が主だったらしい。

超簡単に説明すると、この細菌の生命活動に必要なカリウムを水分から取り込む際のイオンのサイズが、水中に溶け込んだ放射物質のセシウムのイオンと似ていることで細菌がセシウムのイオンも細胞内に取り入れることを突き止めた。これを約10年掛けて研究されたスゴイ人なのだ。つまり細菌は勘違いしてセシウムを取り込むということになるらしい。

その研究が今、日の目を見ようとしている。[研究課題コード]0303AE514
但し、条件が揃わないと能力が発揮できないという。海水の中はダメ、温度も制約があり、酸性度も制約がある。とにかく気むずかしいのですぐ実用化はできないようだが期待はできる。

今、問題になっている福島第一原発から撒き散らされている放射能の浮遊物セシウム(約0.0006ミクロン)は、空気より少し重いと聴いているので自然に地面に降着するが、場所によっては相当量が空気中に漂っているだろうし、専門家の話では雨が降ってもセシウムは流れないで地面に残るということらしい。
万が一、体内被曝しても生体内での半減期は80日間だという。大人では癌を発症する10年以上経過しないと発症しないし確率も低いという。発症すると筋肉層に沈着するのでその関係の癌になるというが、因果関係も突き止めにくいという。
だから過度に不安がる必要はまったくないが、安全・安心に越したことはないと思う。

地中や土壌地面に吸い込まれたセシウム137は今の技術では完全に取り切れない。しかも半減期が約30年だから厄介だがしかたがない

なおロドコッカス・エリスロポリスはヨウ素131(半減期8日間)を取り除くことは性質が異なるので研究は対象外のようだ。
※因みに杉花粉は30~40ミクロンです。
参考に下記サイトをどうぞ。気象庁アメダス 風向・風速〈放射能の動きを見るため〉のサイト
■気象庁アメダス
参考に下記サイトをどうぞ。県ごとの 空間線量率 リアルタイムグラフ
■行徳高校自然科学部地震前兆電波観測
■冨岡典子主任研究員の成果[PDF]一番最後31の下{218ページ参照}
■[富岡研究ノート]微生物による環境汚染物質の濃縮
■国立環境研究所サイト
※一部情報に誤りがありました。加筆修正しまた。お詫び申し上げます。(文責)4月7日PM10:22

One comment

福島の放射線レベルは全然問題ありません。
本当は除洗も必要ないのです。素人さんには
WiLL 4月号 渡部昇一「明るい未来への道筋 原発興国論!」
日新報道 T・D・ラッキー『放射能を怖ろしがるな』
日新報道 中川八洋『脱原発のウソと犯罪』
をお読み下さい。私は数ヶ国語が喋れますので、
世界中で放射線の専門家は過剰に反応している
日本政府を馬鹿にしております。

by BebsonJP on 2012年3月10日 11:55. #

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