地方の勇者、片山象三社長 繊維織物産業に活気

by Digitized Information on 2011年4月5日火曜日





片山さんは、地元の地場産業の危機感を常日頃抱いていた。使命感に近いその強い気持が海外製品に負けない機械を村田機械と共同開発した。この機械は「アレンジワイダー」という装置で、少ロット多品種生産に対応し、テキスタイルが短納期で制作できる。コンピュータ制御で最大9種類の糸を任意の長さで繋ぎあわせ縦糸を自動で作成し連続して繋ぐものだ。

第1弾として世に出した、縦糸を自動でつなぐ装置「アレンジワインダー」は、経済産業省が2005年に創設した「ものづくり日本大賞内閣総理大臣賞」で初の受賞者となり、産地を大いに元気づけた。織物の工程で最も面倒な、何千本もの縦糸の準備作業を大幅に低減する同装置の評判は世界の繊維業界に伝わり世界中から発注が舞い込んでいるという。
会社は兵庫県は西脇市にあり、この地は「播州織」で有名なところだ。
片山商店「アレンジワインダー」
■播州織とは

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