福島県内13校など屋外庭活動制限 発令!!

by Digitized Information on 2011年4月21日木曜日


遅い対応と思うが、文部科学省は19日、福島県内の幼稚園や保育園、小中学校で屋外の放射線量の数値が1時間あたりの3・8マイクロシーベルト以上となった13校について、校庭の活動を1日に1時間程度に抑えるなど屋外活動を制限するよう県教委などに通知した。
また、国際放射線防護委員会(ICRP)の基準に基づき、校舎・校庭の利用を判断する際の放射線量の年間の積算の推定量が20ミリシーベルトに達すると数値をはじき出した。1日に屋外で8時間、屋内で16時間過ごすと仮定し、3・8マイクロシーベルトという基準を算定した。つまりこれからは子どもたちは校庭や砂場などの屋外で遊ぶのは一日、1時間程度しか外に居られない。長期になると思うと相当のストレスが生じる恐れがある。個人的には文科省が発表する以前に地元の教育委員会がもっと早く学校(校長)に指示を出すべきだったと思う。大人に比較して結局免疫力の少ない子どもが放射線を浴び続ける影響に遭ってしまうのだから。
特に線量計ではとらえきれないリスクがある。空気中や地表の放射性物質を吸い込むなどして、体内に取り込む「内部被ばく」である。
対象地区は福島第1原発から半径20キロ圏内の避難指示地域や計画的避難区域、緊急時避難準備区域を除く地域。

屋外の活動制限の対象になったのは福島、郡山、伊達3市の小学校6校、中学校4校、幼稚園・保育園3園で、児童・生徒らの数は計3560人。ほとんどが原発の北西に位置し、最も遠かったのが原発から64・3キロの福島市の小学校だ。
文科省は、3・8マイクロシーベルト未満であれば、校庭などを平常通り利用して問題ないとしているが、これらは夏休み終了までの「暫定的考え方」とした。今後は1週間ごとに調査し、2回連続で目安を下回れば制限は撤廃するという。今まで被曝したのはどうしてくれるのか、後手後手で何か政府(文科省・保安院)はまだ隠しているような気がしてならい。
■文科省「福島県内の学校等の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方について」
■福島県内の小中学校等の放射線量マップ
■全国の放射能濃度一覧表

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