ニューズウイーク誌が消える?

by Digitized Information on 2010年8月6日金曜日



日本で、いや世界で長年愛読されてきた、米国のニューズウイーク誌がついに発行廃止と報道されびっくりした。ウィキペディアによれば、1933年に創刊、1961年ワシントンポスト社に買収され今日に至っているが、3年程前から、赤字続きだったそうだ。わりとリベラルで著名人によるコラム、独占取材、論説、写真と時代の風と空気を敏感に活字に反映したきた。日本を含め世界に13支局があるという。
私は若い頃、税関で輸入の通関士という仕事をしていたが、当時ニューズウイークの英語版雑誌原稿のオフセット印刷原版の輸入業務を担当をしていた。そのときは航空便で到着すると、臨時開庁と言って事前に税関(国の財務省)に特急扱いの時間外手続き処理して、待機させて置いたハイヤーに滑り込むように乗り込み、凸版印刷(当時の呼称)の板橋小豆沢工場へ毎週届けたものだ。その後は日本語版も発売されるようになり、現在は有名な武田編集長さんが舵をとっていらっしゃるが…。原因はよく知らないが、報道ではやはりインターネットの普及で部数が伸びなくってしまったらしい。
しかし、その経営不振が続くニューズウィーク誌を米大手音響機器メーカー創業者で慈善家のシドニー・ハーマン氏(91)に売却すると新聞報道されたので、早速ネットで調べたらなんと米国の有名なスピーカーメーカーのJBLの創業者だという。その記事を見て2度ビックリ狭い小生の自宅にそのJBLスピーカーが以前、鎮座していたのだ。JBLと言えば、当時ジャズ系はJBL、クラシック系はTANNOY、劇場系はALTECと相場が決まっていた。小生、当時から今も金も無いくせに、金食い虫のオーディオマニア(音キチ)の坩堝にはまってしまったのである。この趣味は奥が深く一つ階段を上ると又、階段を上がらないと駄目で切が無いのである。当時、ジャズ系に耳が芽生えた頃だったのでよくTake Five(若葉マーク)の聞き比べとかいって銀座のジャズ喫茶アシベ(ACB)とか新宿のPIT INNへ何回か足を運んだ。もちろんそんな分かり易いのはやってはいない。取り敢えずMJQ位からだんだんとJohn ColtraneのA Love Supremeへと行くのだが、そんな訳でなんとか資金を貯めてJBL4312Bのスピーカーを購入した経緯があるので、この記事を見て妙な親近感がある。ついでに言うと、このスピーカーは音が明るく低音の締まり感と音圧の迫力に一番の魅力があるしPOPにも向くが反面サウンドソースというのか、音楽ジャンルと言うのかも知らないが、その後ジャンル分けしない音楽が好きになり‥‥系に固執したスピーカーでは何台も購入しないと満足できなくなるので小生の小さいオーディオルームではそれは無理な話で結局、三菱ダイアトーン系も魅力はあったが、当時日本のスタジオモニターでよく使用されていたYAMAHAのNS-1000に買い換えた。これはフラットな特性なので、音楽のジャンルに合わせてスピーカーのスコーカー用とツィーター用のアッテネーターで調整し、専用のLRグラフィックEQ1/3オクターブ12dBで各周波数毎に好みの音質に補正したものである。話が少し寄り道したついでに今、思い出したのが、米国の雑誌でリーダースダイジェストというB5版サイズの本が日本語版で書店に置かれていたことを思い出した。大雑把に言えばタイム誌やニューズウイーク誌と同種だと思う。これも確か20年以上前に店頭から消えてと思うが確か3年位前にWEBネットで復活したらしい。日本のニューズウイーク誌はネットに見る限り発行してるので問題はありません。念の為。

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