ちょっと笑えるエピソード ①

by Digitized Information on 2010年8月6日金曜日




実姉の勤めている、専門学校の話だが、教材の為に新品の電気洗濯機を学校が用意したそうだ。そして学生たちの教材の生地などを、たくさん洗濯槽に入れて回していた時の話である。どうも回転がゆっくりなので学生達や他の先生が気にしていたら、担当の先生曰く「ゆっくり回ってみえるがこれは丁寧に洗っている証拠だし、洗濯機の商品名が『風』というぐらいだから、スローライフっぽくていい」といったそうだ。
しかしどうも様子が変だと学生達も騒ぎ出すが、先生は妙に自信過剰で落ち着き払っている。ところが、そのうち回転は超スローになり、焦げ臭くなってきたそうだ。やがてビニールの焦げるような異臭がし白い煙が底面から出てきて、ついにショート、結局新品なのに1発目で洗濯機はお陀仏。ご愁傷様。


原因は明らかである。規定以上に洗濯物を入れたからモーターに負荷が掛かり壊れてしまったのである。
しかし指導していた先生は入れる量に無頓着で、ゆっくり回っているのは、この洗濯機の商品名が「風」という名称だからと言い切る。 この際、先生の頭の常識の回転も直さないと自分の頭から煙が出るのではないかと余計な心配をした。
教訓=物にはすべて程度(ほど良い状態)と言うか、つまりキャパがある。
例えば、池の貸しボートの一艘に10人乗ったら沈む理屈だ。リーダーにあたる先生や上司は絶えず適正かどうかをジャッジする能力が錆ないよう磨かないと駄目だ。少し大袈裟に言うと、大自然に何かチャレンジする時のアタック隊長だったら学生全員が命を落としてしまう可能性すらあると言うことだ。

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