2013年頃、非接触型のICカードが更に小さくなる。

by Digitized Information on 2010年6月21日月曜日



現在フェリカ(FeliCa)など、非接触型通信ICカード(クレジットカードサイズ)は非接触通信で情報端末との間でデータのやり取りをしているが、そこに使われているアンテナや回路を更にダウンサイジングする技術開発を、米国で開催された学会「VLSL回路シンポジウム」[2010/6/16ホノルル]で日本のルネサス エレクトロニクス(株)が発表した。アンテナサイズを従来比100分の1の2cm前後に小型化し、極短距離無線通信による非接触通信を目的に、送受信回路と1チップ化する技術を開発した。これは直径1mmのオンチップ・アンテナで1cmの短距離を15Mビット/秒のデータ転送速度で通信できる無線技術でハイビジョンの地上デジタル放送を伝送する速さに匹敵する。

この技術の使えばSDなどのフラッシュメモリーのむき出しの電極(金メッキ)も不要になり接触不良が皆無になり、貴金属のエコにも貢献するということらしい。
送信アンテナと受信アンテナの位置ズレは1cmまで許容できることも確認した。2~3年以内の実用化を目指すという。
詳細はこちら  ルネサスエレクトロニクス

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