奇跡の帰還「はやぶさ」カプセル無事回収成功

by Digitized Information on 2010年6月15日火曜日





世界初の月以外の天体からの帰還を成し遂げた、はやぶさが飛行した総延長距離60億キロメートルは地球と太陽の距離の40倍の距離になる。光の速さでいうと、約5時間32分も掛かる距離を飛んだという事である。この距離がもの凄いというのがまだピンと来ない諸君。ここで小学校の理科の復習。光はたった1秒間で地球を約7周半も回る距離を走り抜ける。だから5時間も掛かるというのが想像を絶するだろう。そんな途方もない距離を遥か彼方の地球からの微弱電波信号をキャッチしながら自らをコントロールしながら、小惑星「イトカワ」に軟着陸して砂ぼこりを回収し、なんと無事地球の戻ったのである。その事自体は奇跡としか言いようない。しかしもう一つ奇跡のドラマがあった。それは地球帰還も一時は絶望的な局面にさらされたのである。(詳細は6月12日のブログを参照)予期せぬ困難に見舞われながらも日本の最後まであきらめない粘りと高い技術力に誇りを持ちたい.



その探査機「はやぶさ」を作り上げた、日本の企業のサイトを下記に紹介する。(社名をクリック)
イオンエンジン1(NEC) イオンエンジン2(NEC) 
化学エンジン(三菱重工業
姿勢制御(NEC東芝スペース)
サンプル採取関連(住友重機械工業)(日油技研工)(日本飛行機
耐熱性カプセル (IHIエアロスペース)

カプセル用パラシュート:藤倉航装
リチウムイオン電池(古河電池)
軌道制御用の加速度計(日本航空電子)
位置計測技術・大西隆史(富士通)
データの蓄積技術(日立製作所)
エックス線分光装置(明星電気)
地上のアンテナ系(三菱電機)




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