ホワイトハウスの女性名物記者人生 引退

by Digitized Information on 2010年6月10日木曜日


1961年に就任した故ケネディ大統領以来、半世紀に渡り歴代の大統領を取材してきた、ホワイトハウスの名物女性記者、ヘレン・トーマス氏(89)が7日引退に追い込まれた。
その理由は「イスラエル人はパレスチナを去れべきだ」などと発言して国内から猛反発・猛反論を浴び、「失言」の責任を取ったのである。発端はユダヤ系映画監督との談話の中で「ユダヤ人はドイツ、ポーランド、米国などにでも行けばいい」と述べたことがWEBサイトで公開させられた。4日に謝罪表明したがあとの祭りだった。 彼女自身50年弱に渡って 米政府の心臓部ホワイトハウスの専属記者として最前列中央に「指定席」があった程だ。トーマス氏はレバノン系出身だから、民族と血とでもいうのか、思わず本能のスイッチが入って言ってしまったようだ。2000年から契約していたメディア企業からも解雇されてしまった。お気の毒である。日本の諺に「口は災いの元」や「見ざる・聞かざる・言わざる」がある。
しかし記者はいつも相手の意見を聞く側だが、自分が意見を話すときはとんでもないことになってしまう。とにかく半世紀お仕事お疲れさま。

Leave your comment