スゴ技!凍らせずに鮮度を守る

by Digitized Information on 2010年6月8日火曜日


魚介類の流通は非常にデリケートで痛みやすい。そこに画期的な技術を注入した会社を紹介します。高知県にある泉井鉄工所はスラリーアイスという氷製造装置を開発した。これは直径0.1~0.5ミリほどの微小な氷の粒にすることで、魚を凍らせることなく鮮魚状態を保持しながら魚全体を急速に冷やすことができるので、遠隔地への出荷も可能になったという。微小の氷にするだけでは駄目で、ここに塩分濃度1%を高精度に調整する技術を世界ではこの1社だけが成し遂げたのである。まさに日本の緻密な職人技としか言いようがない。
塩分が2%だとヒラメやマグロは凍結したり、身が白くなってしまうそうだ。
まさに塩梅とは、この僅かな「さじ加減」なのである。この制御技術をもってすれば、
高血圧症に悩んでいる我々人間になんとか応用できないものだろうか。


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