最近の日中関係の諸雑感 !!

by Digitized Information on 2011年1月25日火曜日







今日は日頃、溜まった心のガス抜きを敢えてブログにブチまけたいと思う。一杯酒でも飲んだ気分で読んで貰えれば幸せである。日本との関係が良い時も悪い時も何千年の歴史の関わりがあるお隣りの中国。昨年までは世界第2位の経済大国の日本だったが実質、その席を遂に中国に譲る形になってしまった。
約30年間に渡り、安かった中国の人件費を利用して、日本の大量生産品を生み出す精密機械も中国に提供して来たた結果、「庇(ひさし)を貸して母屋を盗られてしまった」の諺が現実的になった。安かった中国の人件費の代償として先端科学と最新の生産設備機械技術をコピーされてしまった、ということである。
一方で日本は未だ有人宇宙船が成功していないが、中国は確か2003年前後に「神舟5号」で成功したはずだ。そして5カ年計画では日本の新幹線そっくりの高速鉄道(和階号)も営業し速度は380㌔を昨年から投入し今年中に営業総距離1万3千㌔になるという。
そんな中、最近は尖閣諸島沖の中国船衝突で中国政府は国際法無視の強攻姿勢と日本政府の腰抜け対応の不甲斐なさ、更に日本の産業基盤を揺るがす中国産レアアース(希土類)を対日差し止めされたり、お人好しの日本人の足元を見ながら巧みな挑発戦略はさすが大陸的狩猟民族だ。彼らは広大な土地では狙った獲物は絶対諦めないし、彼らは自己主張(利己主義)を通さないと自分が負けてしまう。今の中国では譲り合いの精神は必要がないのである。もはや気遣い譲り合う日本人(政治家/経済人)の美意識は海外では気弱で自主性がなく他国のご機嫌様子見で決断行動力のないプレゼンの下手な国に映るのである。
一方日本人のDNAには狭い土地に、地味に種を植え時間を掛けて知恵と工夫で農作物を育てて収穫する気長な成長収穫を期待する農耕民族の歴史がある。狭い土地で暮らす知恵で「出る杭は打たれる」目立たないよう仲間と協調を求めて行う「集団はしか」のような民族だと思う。中国を始め外国は陽、で日本は元々の性質が強い国民性だから感情表現が地味になり、外交でも地味である。
日本は国際連盟(連合)に世界で2番目に多く拠出金を出しているのに未だ非常任理事国扱いだし、国内では(赤字)国債という借金が累計で900兆円にもなる。外面(そとづら)外交のツケとしか思えない。そして国内が財政瀕死の状態なのに官僚主導の特別会計枠まで使って何故活かされてないODA(政府開発援助)をバラ蒔くのか。そんな金が有るならまず国内の雇用促進と福祉対策に充当させ、余裕があればばら撒きODAを援助すればいいで、行っている事は真逆だと思う。
そして経済大国にのし上がった対中国へ日本はODA援助の名目で今も約17億米ドル(約1402億3千万円)の大金(税金)を拠出しているが、日本がこの中国に援助している事の情報は中国の学生や中国人民には一切、中国政府は流していないのである。それは大問題でしょう。『オカシクネ~!』
そして強大化した中国軍部は既得権を持つ国有企業ををバックアップに中国の共産党守旧派の主導者が乗った形になっていると思う。つまり国は豊かになっても、国民は貧しい。科挙の制度が続いている。
最後に誤解しないでもらいたいのは、福建省や大連出身で仲の良い知人もいるし、中国の古い歴史は好きだし蘇州や桂林の景観や、漢詩の白楽天や李白などのNHKの「新漢詩紀行」も良く見ているし、姉も中国語を勉強して6年になる。ではまた‥‥
日本の借金時計-財部誠一氏のサイト

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