42年前の今日1月19日は‥‥

by Digitized Information on 2011年1月19日水曜日






今日1月19日は、皆さん何の日か。ピンと来る人は第一次ベビームーム世代及びそれ以前の人にも強烈な一日として残っているだろう。
それは今から42年前の1969年(昭和44年)、「東京大学安田講堂占拠事件」の最終突入の攻防戦の日として、当時は大々的にマスコミ報道された。約半年に渡って一部校舎などを不法占拠して全学共闘会議の学生活動集団が安田講堂を最後の砦として立てこもり、当時責任を取って辞任した大河内総長の代行として加藤総長代行が警察に8500人の機動隊員の出動要請を行った日で、全員が逮捕されるまで約35時間に及び東大周辺は、催涙ガスの充満と東京ドームの何杯分かの放水による水攻めと、それに対抗する学生はバリケードを作り、投石や火炎瓶で応戦、それを上空の報道ヘリや警察のヘリの大騒音で市街戦さながらだった。当時はこれに限らず三派の全学連や革マル派など学生自治会運動が社会の体制に一番激しく抵抗活動をした時代だった。いわば団塊の世代だ。重軽傷者は100人以上。元々は医学部のインターン制度の登録医制度に反対する闘争だった。所詮はエリートの闘争が始まりらしいが、途中からその処分の撤回闘争がきっかけになった。そこにベトナム戦争反対運動や第二安保闘争運動ともある種、連動した。一方で当時は高度成長時代に入り時代の変革が求められる中、産学共、古い経営や運営に反発し、「大衆団交」とうい言葉も生まれた。
ところで昨年頃から「草食系男子」と呼ばれる男性も多くなったと聞くが、私達の時代の男性は結果的には暴力的だが、それなりに真剣に悩みや理想・思想を形にしただけ血の気の多い元気な男性だったような気もするが。皆さんはどう思われるか。
東大安田講堂占拠事件(ウィキペディア

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