東京スカイツリーの上部に制振装置TMD2基を設置

by Digitized Information on 2011年2月2日水曜日






三菱重工鉄構エンジニアリング株式会社(MBE)は目下、建設中の「東京スカイツリー」(事業主:東武鉄道㈱・東武タワースカイツリー㈱,設計・監理:(株)日建設計、施工:(株)大林組)に制振装置のTMD(Tuned Mass Damper)を2基納入した。最上部付近の620㍍と625㍍にそれぞれ重量が40トンと20トンの装置が取り付けられることにより、縦横約70センチメートルの揺れを吸収する。1基で十分減衰性能があるという。今後はリフトアップ工法でデジタル放送用アンテナ等を支える塔(ゲイン塔)と一緒に所定の高さに設置する。600mを超す高層部で、風から生じる共振現象である渦励振(うずれいしん)から守ることになる。これまで数多くのTMDを手掛けてきたMBEの技術と経験への信頼が、評価されたことになる。

三菱重工鉄構エンジニアリング株式会・ニュースリリース
大林組スカイツリー※迫力ある大画像がいっぱいあるヨ
東京スカイツリーのホームページ

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