自炊は自炊に非ず?

by Digitized Information on 2010年12月24日金曜日





「自炊」とは自分で食材と調味料などを用意し、自分で料理を作って食べる行為と国語辞典には書いてあり、私もそう思っていたが、実はそうではない意味で使っていることを今秋知った。ここで云う「自炊」とは書籍をスキャンしてそのデータ(文字・画像)を携帯端末にDLして改めて見たり読んだりすることを「自炊する」というらしい。つまり、書店で購入した雑誌や漫画、書物などを断裁して1枚ずつ印刷物を専用のデジタルスキャナーで読み取り、そのデータをPCやipadなどの端末に移して楽しむことをいう。私は大事な書物を実際に裁断する行為には相当抵抗があって出来ないが、現実にはTwitterで「最近自炊やってみました。」とつぶやいている方もいるらしい。でもなんでこの語源なのか知らないが、その道の達人は2ちゃんねる由来の隠語だという。自分で書物を吸い出してPDFなどに変換するので、自分で吸い出すから当て字で「自炊」というらしいが、もう少しアングラ的にいうとMAMEと呼ばれていたアーケードゲームのエミュレータプログラムと、ゲームのROMデータを特殊な装置でプリント基板からPCへ吸い出す行為そのものが「吸う」の原点だという。隠語と言えば一昔前は「マジコン」「割れ厨」「ピーコ」など懐かしい気がする。
最後に「自炊」向けにamazon.co.jpでも必要なツールが販売されているから、かなりの需要があるらしい。参考に下記に断裁機とスキャナーのサイトを表記しておく。
プラス 断裁機 裁断幅A4 PK-513L 26-106
富士通スキャンスナップ S1300  FI-S1300


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