SONYのデジタル携帯ウオークマンの音質評価

by Digitized Information on 2011年8月4日木曜日






最近まで慣れ親しんできた東芝製のデジタルオーディオプレーヤー「gigabeat」がメモリー容量のせいで録り込む収録曲が満杯になってしった。(容量2GB)

そこで軍資金も無いのに、新規代替え品をリサーチし先日ソニーのデジタルNW-A856【32GB】を購入した。当然アップルのi-Podも候補にあげたが、音質は僅かにソニーに軍配があがった。しかしこれは個人の音の好みもあるから良し悪しではない。
約1カ月程エージングした結果から、報告すると何しろ音が硬いのである。つまり音の豊かさや艶とか奥行き感などの弾力性がかなり乏しい。良く言えば乾いた音、音像の輪郭がハッキリしている。しかし疲れる音になる。言い換えるとヒューマンな奥行きのある中音~低音が硬い音の鎧で覆われて出て来ないのである。少し音量を下げると安いラジオのような音になる。
せめてラウドネススイッチがあれば、それも少しは解消されるのに……

所詮PCM録音ではないし、MP3やATRACやAACなどを駆使して圧縮して戻しているツールだから、そこまで要求するのがおかしいのは解っているが、それにしても相変わらずソニーは昔から音は硬い、パナソニックとパイオニアはソニーと真反対で、柔らすぎて心地良いが音の締まり感が無い。技術が進歩しても社の音のカラーは変わらないのだと、つくづく思う。

その点、音(オーディオ関係)に関係無かった東芝はギガビートを世に出す時は、デジタルオーディオ用にDCTSC-1bit DAC方式のプロセッサを新たに開発し、原音を忠実に再現しながらボリューム感ある低音域と澄んだ透明な高音域を出していたから驚いたものである。

ま~ソニーのプレーヤーを買ったのだから少しは褒めよう。外部の音を遮断するノイズキャンセラーはスゴイ効果があり何処にいても、自分の世界に入る事が出来る。有機ELの輝度もかなり良いと思う。若し改善できるなら、イヤホンを改良すれば中音~低音域の厚みが増すかも知れない。あとイコライジングの周波数帯域を増やしてデシベル(dB)の効果を大きく出来れば100点だ。因みに転送ビットレートは平均すると192KPS 352KPS 256KPS 138KPSが多く、約2550曲(CD約170枚)で残りのメモリーが約半分ある。しかしアナログレコードや自分が演奏したシンセデータなどはダイレクト録音になるので相当時間がかかりそうだ。メモリも次回は128GB位は欲しい。(欲望に限りは無い=反省)

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